シニア犬の体への負担を減らす正しいシャンプー手順と肛門腺絞り
- 2026.09.20
7歳を超えてシニア期に入った高齢犬は、体力が低下してトリミングが大きな負担になりがち。
だからといってケアを怠ると、免疫力が落ちているため皮膚病のリスクが跳ね上がってしまいます。
高齢犬のケアで特に汚れやすく、注意して見てあげたいのがお尻の周りのお手入れです。
犬のお尻には「肛門腺」と呼ばれる、強いニオイのする分泌物が溜まる袋が左右にあります。
若い頃は排便と一緒に自然と排出されますが、筋力が衰えると自力で出せなくなってしまいます。
「最近お尻を地面に擦りつけて歩いているな」と感じたら、それは分泌物が溜まっているサイン。
放置すると袋の中で細菌が増殖し、最悪の場合は破裂して皮膚を突き破ってしまう恐れもあります。
そのため、お尻周りを清潔に保ち、定期的に優しく絞り出してあげることが欠かせません。
高齢犬をシャンプーする際の鉄則は、とにかく「スピード勝負」で終わらせること。
お風呂場にいる時間を1分1秒でも短くするため、事前のブラッシングで毛並みを整えておきます。
お湯の温度は、人間の入浴よりもかなりぬるい35度前後の設定にするのが体に優しい選択。
心臓への負担を避けるため、まずは後ろ足の方からゆっくりとお湯をかけて体をお湯に慣らします。
洗う順番もお尻や足元からスタートし、体、そして苦手な子が多い顔まわりは最後に手早く。
しっかりと泡立てたシャンプーで包み込むように洗い、皮膚を擦らないように優しく流します。
愛犬のその日の体調を見極めながら、必要に応じて休憩を挟む優しさです。
体力の衰えに寄り添いながら、負担を最小限に抑えた丁寧なトリミングを心がけていきましょう。
名古屋市中村区にお住まいの方は、ぜひお気軽にご相談ください。